湯島天神

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいいたします。

新年1発目のブログは東京にあります、『湯島天満宮』です。

湯島天神は、学問の神様として有名な菅原道真公が祀られています。菅原道真公5歳の時に丹羽前の梅を見て和歌を詠じたり、11歳の時に月夜見梅花という詩を作られました。33歳では文章博士、42歳では讃岐守として四国に赴任し、農耕・畜産などに尽力しました。その結果政治力を宇多天皇にも認められ、次第に重用されるようになり、位階も昇進の一途次に即位された後醍醐天皇にも信任が厚く、右大臣兼近衛大将に任じられました。とても勢いのあった道真のことをよく思わない人もいました。それは同じ時期に左大臣だった藤原時平です。そんな時平の中傷により、道真は太宰権帥へと左遷されてしまいます。その左遷先の大宰府で道真は亡くなってしまいます。

その後、落雷をはじめとする数々の天変地異がが起き、農作物の被害をはじめとし、疫病も次々起きるなど、世の人々は不安になっていきました。また、道真公の左遷の手助けをした人たちが亡くなることも多かったため、道真公の怨霊ではないかといわれるようになっていきました。道真公の怒りが雷の形で現れると信じた人々の信仰は、藤原氏をはじめとした貴族の間では恐れられていましたが、一般農民には水田耕作に必要な雨をもたらす雷神(天神)として稲の実りを授ける神、めぐみの神として広く崇敬されていきました。そして道真公の学問に対する偉大な実績やその人柄から天神信仰は文道の大祖、文学・詩歌・書道・芸能の神、また慈悲の神として崇められるようになりました。

湯島天神は、学問の神様を祀っているので、これからの受験シーズンにぴったりの場所だと思います。そして2/8から1か月間、道真公といえばの梅まつりも開催しておりますので、これからどんどん賑やかになっていくのではないでしょうか?

かなりアクセスのよいところにあるので、上野周辺などを訪れた際に、行ってみるのはいかがでしょうか?

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