浅草

浅草寺は日本の数あるお寺の中でも人気が高く、参拝客数は毎年全国10位以内に入る程だといわれています。社会科見学などの課外授業で使われたり、外国人観光客にも人気が高く、平日も賑わっています。

浅草寺の始まりは、宮戸川(今の隅田川)のほとりに住む檜前浜成・竹成兄弟が漁をしている最中、銅像を網の中で見つけ、魚が捕れなかったので兄弟はこの尊像を持ち帰り、土地の長である土師中知に見てもらうと、聖観世音菩薩の尊像であるとわかり、里の童子たちが草でつくったお堂に、この観音さまをお祀りしました。「御名を称えて一心に願い事をすれば、必ず功徳をお授けくださる仏さまである」と、浜成・竹成兄弟や近隣の人びとに語り聞かせた中知は、やがて私宅を寺に改め、観音さまの礼拝供養に生涯を捧げたのが始まりと言われています。観音菩薩を本尊とすることから『浅草観音』『浅草の観音様』と呼ばれ、現在も広く親しまれています。

浅草寺の伽藍はたびたび焼失し、1631年、1642年にも相次いで焼失しますが、3代将軍徳川家光の援助などによって五重塔・本堂が再建されています。明治維新後は、浅草寺の寺領は東京府の管轄となって境内は公園地に指定され、整備されます。また、かつては浅草寺は天台宗でしたが第二次世界大戦後独立して聖観音宗の総本山となりました。

また、今回のインスタグラムに掲載されているようなライトアップは毎日日没~11時まで開催されています。近くにはアサヒビール本社や、電車で10分ほどのところにスカイツリーもあるので東京の夜景を様々楽しむことができます。1度幻想的な夜の浅草寺を訪れてみるのはいかがでしょうか。

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